ARの利用事例

ARって、どんなイメージを持っていますか?一番わかりやすいのはポケモンGOでしょうか。

ポケモンGOが流行っていた時期は熊本大学のキャンパス内でもゾンビのようにスマートフォンを持ってウロウロしている学生がいっぱいいました。

私は自宅横の川がポケモンの巣だったので、毎日コイキングを乱獲していました。1か月で飽きました。


ARは『Augmented Reality』の略で日本語で言うと『拡張現実』となります。

ポケモンGOがわかりやすいですが、現実の世界に仮想世界を重ねます。


ARはゲームだけでなく、教育分野でも既に利用されています。ちょっとここで、ARで世界がどのように変わるのか説明したTEDのスピーチを見てみましょう。ARで宇宙ステーションについて学習するデモンストレーションもあります。

How Augmented Reality Will Change Education Completely | Florian Radke | TEDxGateway


では、ARの利用イメージを膨らませるために、教育と関連してどのようなAR利用事例があるのか、3つ事例を見てみましょう。


1.島根大学図書館:ARを利用した和歌展示

島根大学の図書館では、和歌により興味を持ってもらうための展示として、ARを利用しました。花が描かれた黒い枠をスマートフォンのカメラを通じて確認すると、その花と関連する和歌がARとして表示されるというものです。ただ単に和歌を表示するのではなく、まず花で興味を喚起させ、その上で和歌を知ってもらうという工夫はとても面白いです。


2.ARを用いた児童用地図学習教材の開発と評価

日本教育工学会論文誌 36(Suppl.), 117-120, 2012

小杉大輔、手島裕詞、神田明治

https://ci.nii.ac.jp/naid/110009596232


小学校児童の地図記号学習を促すことを目的として、地図上に地図記号が埋め込まれた画像を貼り、その画像をPCのウェブカメラで読み込むと、地図記号が示す建物がPCの画面上に表示されるというものです。


3.GoogleAR:理科教育にARを利用した事例

Expeditions AR - Bringing the world into the classroom

https://www.youtube.com/watch?v=-DYqlaMWTVg

Googleが教育用に提供しているARサービスです。アプリをインストールするだけで、ARやVRを体験できます。


最終更新日時: 2019年 05月 24日(Friday) 21:49